フコイダンからがんについて考察してみる

加速器といわれる特殊な装置が必要で、東病院は建設に約80億円をかけた。
装置があるのは全国6施設だけ。 うち4施設では臨床試験扱いのため、限られた患者しか治療を受けられない。
「抗がん剤は嫌」というTさんの希望で、娘のHさん(伯)が知人の医師を通じて探し出した最先端の治療法が「陽子線」だった。 放射線治療に広く使われるエックス線の場合、がんの周囲の正常組織までダメージを与えてしまい、副作用が出やすい。

その点、陽子線は放射線のエネルギーをがんの部分に集中でき、正常組織へのダメージを極力少なくできる。 東病院では、98年に陽子線治療を開始。
手術が難しい頭部や頚部のがん、初期の肝がん、肺がん、前立腺がんの患者約二百人が治療を受けた。 O陽子線治療部長は「今のところ再発も少なく、手術に劣らない効果が得られている。
通院で治療でき、臓器の機能も温存できる。 QOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)の面では、手術より優れている」と強水素の原子核(陽子)を光の速度近くにまで加速させ、がん病巣部に照射する。
従来のエックス線は、体表面で最もエネルギーを放出し、体を通り抜ける際も少しずつエネルギーを出すため、病巣以外の組織もダメージを受ける。 陽子線は、病巣部分で一挙にエネルギーを放出するよう調整できるため、がんを狙い撃ちできる。
貸付制度を検討しているところもあるが、「費用面で高根の花の治療とあきらめる患者さんも多い。 せめて、照射回数が少ないケースは負担額を減らすなど、見直しが必要だ」とOさんは言う。
体の外からエックス線や陽子線を当てる治療法に対し、ごく小さな放射性物質を体内に直接入れ、ゆっくりと放射線を当てていくのが「小線源治療」だ。 前立腺がん、子宮頚がん、舌がんなどで効果が見られている。
現在、日本で受けられるのは「一時刺入」という治療法。 入院したり、通院して、患部に小線源を一時的に挿入して効果を見る。
一方、小線源を体内に入れたまま生活する「永久刺入」という方法が、前立腺がんで初めて始まる。 管理しやすく全身への影響が比較的軽いヨウ素125という放射性物質を、直径0.4ミリ、長さ6ミリというチタン製の針状カプセルに閉じこめ、患部に入れる。

2003年3月、厚生労働省が、ョウ素125などの小線源について使用基準を決め、日本放射線腫傷学会など3学会も、ガイドラインを設けて医師向けの講習会を始めている。

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